咬合治療ナビゲーション
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咬合治療ナビゲーション編Ⅰ63咬合治療上、必要な評価項目診査資料でここを見よう!評価項目1社会環境、生活習慣、職業、性格などで歯科治療に影響を与えると考えられる事項特にストレスに関与する該当事項がなかったかをチェック評価項目2内科的疾患などの中で歯科治療に関わる事項高血圧や糖尿病などの循環器疾患や肝臓疾患、精神疾患、免疫疾患、さらにリウマチや骨粗鬆症などの慢性疾患がなかったかをチェック(治療上の安全性確保)評価項目3顔貌や顎顔面骨格に関する事項咬合様式と関係する事項、たとえば顔貌の著しい左右差の有無、骨格型(Ⅰ級、Ⅱ級、Ⅲ級)など評価項目4顎関節や下顎位に関する事項顎関節の問題を抽出①最大開口量、②開閉口時の顎偏位の有無、③顎関節(クリックや捻発音はないか)、④下顎の基本4運動の中に運動制限はないか、⑤下顎運動機能評価表のチェック評価項目5①咬合誘導路に関する事項②咬合平面①咬合誘導路の順次性のチェック②咬合平面に乱れはないか(歯の挺出、左右差、強いスピーの湾曲など)評価項目6①歯列の状態②咬合状態や、前方、側方運動に関する事項①上下歯列のカップリング、歯列形態のほか、咬耗アブフラクション、外骨瘤(骨突起)がないか②歯列不正や欠損歯の有無、不良補綴物のチェック、臼歯部における干渉の有無(十分な臼歯離開があるか)評価項目7咬合支持に関する事項咬合支持が確立されているか、否か評価項目8歯周ポケットや動揺度など歯周組織に関する事項咬合接触と歯周組織の関係をチェック一連の診査資料から咬合上の問題点を8つの項目で評価・抽出する患者さんの問題点を抽出1手順

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