歯科矯正用アンカースクリューの基礎と実践
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21まずコンクールF (ウエルテック)等で術野を消毒した後,キシロカイン等を用いて浸潤麻酔を行う.ブラケットスロットから6~8mmの高さに,歯周プローブを用いて植立位置を印記する.1専用ドライバーを用いてスクリューを植立する.上顎歯槽部においては,誘導孔を形成することなくセルフドリル法にて植立することができる.2ISA Advanceは,セルフドリル法,すなわち誘導孔を形成することなく直接骨内に植立することを前提に開発したアンカースクリューである.本項でもセルフドリル法での植立を紹介するが,セルフタップ法,すなわち骨ドリルを用いて誘導孔を形成した後に植立することも可能である.スクリュー植立後,スクリューヘッドにチタン製フック(Tiフック,S-2サイズ)を装着し,エラスティックチェーンなどを掛けて牽引を行う.3頬側歯槽部への植立の手順ISA Advanceの植立手技

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