インレー修復 たしかな手技・臨床のかんどころ
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1405修復物の除去1)インレーの除去(1)インレーリムーバーを使用する場合(図5-1) インレーリムーバーの先端に細長い先端を付け,隣接面に挿入し軽くたたくと除去できる(図5-2).(2)切断する場合(図5-3~9) まず隣接面移行部を切断し(図5-5,6),咬合面の歯質と金属の境界部分の金属側を切削する(図5-7).切削過程で振動が加わるので,切削中脱離してくるケースが多々ある(図5-8).金属を切削するときは,有髄歯の場合麻酔をせず切削するのがよい.麻酔をすると痛みがわからなくなるため,削除量が多くなる.麻酔をせず患者が痛みを感じないところまで慎重に切削する.歯質はできるだけ削除しないことが重要である.図5-3 インレーの除去切断に有効な#330カーバイドバーababc図5-1 インレーリムーバーa:全体像.b:各種先端チップ.c:先端の拡大像.図5-2 インレーリムーバーによるインレー除去a:頬側の乳頭部に挿入.b:舌側の乳頭部に挿入.図5-4 インレー除去,術前

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