オーラル・インプラント・リハビリテーション・シリーズ Vol.2
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図3.2.1a~e 上顎前歯部に大きな骨欠損があり、このために、口唇の形態がゆがんだ状態になっているが、プロビジョナルレストレーション装着時から口元を尖らせ、口角を引き上げ、首前部、後部の筋肉トレーニングを行う。オトガイ唇溝が深いことから、飲み込む力が劣っており、首全体の凝り、姿勢制御がしにくい。首全体の筋肉トレーニングが必要であった。上顎即時インプラントにより口腔周囲筋の回復がみられた症例プロファイルTypeⅢE-ラインより上唇が後方に位置し、上向きで厚い。この場合、治療は比較的難しいことがある。OIR Vol.1参照。プロビジョナル装着トレーニング中術前スマイル時最終補綴物装着時鼻唇線が短くなっているオトガイ唇溝が浅くなっているスマイル時上下口唇が上がり、バランスも整った術前側貌鼻唇線が長いオトガイ唇溝が深い上下口唇が下方向に向かっている①②③④⑤右側鼻翼は下がり、顔全体のゆがみが認められる。左右非対称の豊齢線。マリオネットラインが出ている。上下口唇がいびつな形になっている。術前の口腔内写真。大きな骨欠損部の存在で口唇が非対称となっている。術前のパノラマX線写真。上顎右側前歯部から上顎洞壁に至るまで、大きな骨欠損が見られる。術前口角および左右の鼻翼が引き上がっている。口唇のバランスが整った。術後の口腔内写真およびパノラマX線写真。上顎に5本のインプラントを埋入。今後、下顎にインプラント埋入を予定している。術後3.2 ファイナルレストレーション装着後の口腔周囲筋ケアの種類51Oral Implant Rehabilitation Series

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