オーラルリハビリテーション コンセンサス会議議事録
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63Mericske-Stern / Worni 固定性補綴装置のための最適な口腔インプラント数療コンセプトと臨床手技についての情報の欠落については取り上げられていない。このテーマについての他のレビューでも実験デザインが粗末で、結果的にエビデンスとして弱いものになっている81。より多くの臨床データを含めることによって、本レビューでは無歯顎に必要なインプラントの本数に関する結論を得ようとしている。 補綴学では固定性補綴装置による無歯顎修復はつねに優先目標である。最初の長期的予後は、スウェーデン25とトロント研究17-19によって報告された。オーバーデンチャーはこの当時、有効な治療法として考えられていな著者顎骨患者数インプラント数研究の種類期間インプラントの種類残存率(%)注釈Schnitmannら(1997)43下顎10(60) 6後ろ向き研究10年Brånemark100、84.7数例1回法、数例即時荷重Olssonら(2003)44下顎10(61) 6前向き研究1年Brånemark93.4感染のため即時(2~9日)インプラント脱落、安定した骨Degidiら(2005)8上顎43(388) 8〜10、Ø 9後ろ向き研究5年98はじめの6ヵ月でインプラント破折、大きな直径でより経過不良Gallucciら(2005)45上顎下顎3/3(42) 上顎8 下顎61年未満ITI1001名の患者で即時上顎/下顎、骨の安定、分割補綴装置、セメント固定Collaert De Bruyn(2008)46上顎25(195) 7~9前向き研究3年Astra10024時間以内、わずかな骨吸収、喫煙者で大きいFischer(2008)47上顎24(142) 6(2名のみ5本)前向き研究5年ITI95骨の安定、RFAは遅延荷重と同じBergkvistら(2009)48上顎28(168) 6前向き研究32ヵ月ITI98.224時間以内、通常治癒のような骨吸収、荷重後に脱落が多いHatanoら(2011)49下顎132(396) 3後ろ向き研究5年1~10年Brånemark96.7ほとんど13mmインプラント、はじめの6ヵ月で経過不良、すべて再埋入、補綴装置残存率92.4%Fribergら(2005)50下顎152750 5 (少数例4)後ろ向き研究1年Brånemark累積残存率97.513日後荷重、辺縁骨安定Erkarpersら(2011)51上顎51(306) 6多施設研究前向き研究??24時間以内荷重、3回満足度計測(OHIP-49)Maloら(2011)52上顎221(995) 4~5 ほとんど5後ろ向き研究5年Nobel Biocare78.5〜92.4異なる部位のインプラント、臼歯部で経過不良多い、生物学的併発症、喫煙者で多くの問題Gillotら(2011)53下顎105(448) Ø 4 少数例5~6前向き研究4ヵ月Nobel Biocare98.240%のインプラントが抜歯即時埋入、欠損部と違いはないGillotら(2012)54上顎113(675) 6 (3患者で5)後ろ向き研究6ヵ月Nobel Biocare99.1抜歯窩へのインプラント、即時インプラントで多くの経過不良、プロビジョナル破折Komiyamaら(2012)55上顎下顎上顎19 下顎10(165) 6 少数例 7/ 4前向き研究1年以上Brånemark100teeth-in-an-hour、複数でBOPの増加、ときどき>1.5mm辺縁骨吸収Covaniら(2012)56上顎下顎19(184)上顎8下顎6後ろ向き研究4年Ossean(Intra-Lock)累積残存率95即時インプラント、即時荷重Rivaldoら(2012)57下顎33(99)3後ろ向き研究18ヵ月Nobel Biocare100辺縁骨吸収はインプラント近遠心で類似Barbierら(2012)58上顎20(120)618ヵ月Astra100即時インプラント、即時荷重(24時間)CAD/CAM補綴装置、安定した骨表6 即時荷重

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