The Basic Planes for Tooth Preparetion 支台歯形成の面基準
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29支台歯形成の基準を学ぶPart1a:上顎1番図2-11 上顎1番の長軸は正中線に対して約30°傾斜しているのが分かる(a)。バーを長軸に合わせることで第1面が形成できる(b)。 起こりやすいミスは、歯の中央部にみられる大きな中央基準面にバーを合わせてしまうことである(c)。この形成では歯頸部付近の削除量が少なくなり、その部の審美的な回復が難しくなる。また第2面での削除量が多くなり、露髄の危険性が生じる。さらに歯冠長は短くなり、維持抵抗力は低下する。第1面のバーの方向c:上顎1番図2-12 上顎1・2番は30°、3番は20°、4・5番は10°、6番は15°、7番は10°外側に傾斜している。第1面はそれと平行に形成を行う。4・5番においては頬側根を、6・7番においては舌側根を長軸方向とする。図2-13 下顎4番は10°、5番は-10°、6番は-15°、7番は-20°傾斜している。1・2番は20°、3番は15°である。第1面はそれと平行に形成を行う。6・7番においては近心根の傾斜を長軸方向とする。第1面のバーの方向b:上顎1番a:上顎1・2番b:上顎4・5番c:上顎6番a:下顎4番b:下顎5番c:下顎6番30°第1面の形成歯の長軸方向上顎下顎

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