PRD YEAR BOOK 2016
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Allenのエンベロープテクニックによる根面被覆/宮本泰和、尾野 誠症例1エンベロープテクニックによる下顎複数歯の根面被覆症例1b 初診時のデンタルX線写真。近遠心の骨レベルは正常で、Millerの分類ClassⅢ、ClassⅣでないことがわかる。したがって、完全被覆が望める症例と判断した。症例1a 1995年。62歳女性。主訴:歯茎が下がっている。症例1c 既存の不良修復物を除去した状態。深い歯質の欠損を認めたが、露髄しなかったため根面被覆を計画。予測歯頚線より歯冠側の楔状欠損部はコンポジットレジンにて修復することにした。症例1d 骨膜上エンベロープの形成。症例1e 術部の遠心側から移植片に縫合糸を通してエンベロープ内に引き込んだ。症例1f 移植片は懸垂縫合を行い固定した。症例1g 術後3ヵ月の状態。予測歯頚線までの根面被覆と瘢痕の少ない治癒が確認できる。残存した楔状欠損部にコンポジットレジン充填を行った。abcegdf93

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