増補改訂版 歯科医院の感染管理 常識非常識
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1142インプラント手術後の器材処理の流れ(図2)●手術終了●再生可能な器材(鋼製小物器材など)の運搬・乾燥を防ぎ、速やかに運搬する・ヒンジを有する器材は開放状態にする●感染性廃棄物(メス刃、針、使用済グローブ、ガウン、ガーゼ、覆布など)を専用容器に廃棄●専用網カゴ、ホルダーを用いてWD内に器材(80℃以上の熱処理に耐熱性のない器材は除く)を正しく設置①ウォッシャーディスインフェクター(以下WD)を用いた場合②超音波洗浄器を用いた場合、および手洗浄の場合●手術終了●感染性廃棄物(メス刃、針、使用済グローブ、ガウン、ガーゼ、覆布など)を専用容器に廃棄●40~50℃の温水で適正濃度に希釈された酵素洗剤を準備し、器材を浸漬・ヒンジを有する器材は開放状態にする・汚れの付着の認められる器材は、あらかじめ流水下で予備洗浄を行った後に浸漬させる・すぐに洗浄できない場合には、器具表面の汚れの乾燥を防ぐために、血液凝固防止スプレーを噴霧し蓋付き容器で保管する・その後、速やかに洗浄を行う●超音波洗浄器を使用する場合 15分●手洗浄の場合  20分浸漬

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