エビデンスに基づいた ペリオドンタルプラスティックサージェリー
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1355-4-2 イラストで見る根面被覆術TECHNICALILLUSTRATION図5-4-2-16 移植片の断端がCEJに位置するよう骨膜縫合していく。図5-4-2-17 移植片を近遠心で骨膜縫合し、固定する。図5-4-2-18 筋の走行から、フラップは遠心に牽引される傾向にある。そのためZucchelliは、近心から縫合を行うことを推奨している。また、最後の懸垂縫合をテンションフリーで縫合するために、フラップを歯冠方向に牽引しながら根尖方向から順に縫合する。図5-4-2-19 縫合針はフラップ側から隣接軟組織のやや歯冠側に向けて斜めに刺入、縫合していく。これにより、フラップが根尖側方向に牽引されるのを防ぐ。図5-4-2-20 フラップ断端がCEJより1mm歯冠側にテンションフリーで位置することを再度確認し、最後に懸垂縫合を行う。図5-4-2-21 縫合終了。この懸垂縫合により、外科的歯間乳頭は解剖学的歯間乳頭に密着し、フラップを歯根にしっかりと適合させる事ができる。

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