新版 みるみる理解できる 図解 スタッフ向けインプラント入門
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4514術中の注意点◎術中の注意点における目的①インプラント表面には最初に患者自身の血液タンパクを付着させる。異物で汚染させることがないように注意する②鋭利な器具を使用するため、針刺し事故に注意する③小さな器具を使用するため、誤飲防止に努める④形成時はオーバーヒートを防止するため、滅菌生理食塩水による十分な冷却を行うメスの受け渡しは、術者に声かけを行い、確実に行う。術者、介助者双方が刃部に接触しないように受け渡す。患者さんの顔、身体の上での受け渡しはしない。術者は使用後、中間受け渡しゾーンに返却することで、接触による事故の発生を軽減できる。■器具の受け渡しの注意点■縫合針や、局所麻酔用の注射針によって針刺し事故を起こさないように取り扱いには注意する。滅菌手袋を2重に装着することで針刺し事故防止につながる。インプラント体の表面には、最初に患者さん自身の血液タンパクを付着させたい。たとえ滅菌が施されていてもガーゼやグローブ、患者さんの口唇などに接触させることがないように取り扱いには十分に注意する。

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