新版 みるみる理解できる 図解 スタッフ向けインプラント入門
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80Part2インプラント手術編インプラント埋入手術――1回法柏井伸子/有限会社ハグクリエイション社長、歯科衛生士24切開・剥離抜歯後、歯槽頂に切開線を入れ、唇舌両側に剥離する。①埋入位置のマーキングラウンドバーで骨頂に埋入位置の印づけを行う。②埋入窩の形成ツイストドリルでインプラント埋入窩を形成。術者(通常は12時の位置)と介助者(9時や3時の位置)が、三次元的に確認することにより、理想的な形成深度・方向・角度を捉えることができる。③インプラントのパッケージオープンとキャップオープンインプラントの格納された滅菌済みコンテナを清潔域に落とす。清潔域に出されたコンテナにはトップの部分にカバースクリューが包装されているので、これを取り外してスターグリップを接続する。次ページに続く間接介助者直接介助者④■インプラント埋入手術(1回法)の流れ■ポイント! 下顎への埋入に際しては、CT画像より骨の舌側のえぐれ状態など解剖学的特徴を把握しておき、ドリルがスリップして組織を損傷しないように、口唇、頬粘膜、舌を排除し、術野を確保します。ポイント!介助時は、骨膜を傷つけないように注意しながら、ピンセットで弁を把持すると、術者が剥離しやすくなります。

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