アナトミーからのインプラント外科手順チェックリスト
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26外科2 外科ソケットグラフトとリッジプリザベーション20同意書の確認患者に、同意書を確認する時間と、質問や不安事項を尋ねる機会を十分に与え、その上でサインをもらう。同意書は1つ以上必要になることもある(例:必要に応じて抜歯のための同意書、経口鎮静(笑気)のための同意書など)21投薬抗菌薬、抗炎症薬、鎮痛薬、抗菌含嗽薬が推奨される22麻酔の奏功局所麻酔を十分に奏功させ、静脈内あるいは経口鎮静(笑気)を追加することもある23歯肉溝切開No. 15Cのメスを用いて抜歯予定歯の周囲に歯肉溝切開を加える。抜歯予定歯の歯根が歯槽骨縁下にある場合は小さいエンベロープフラップ翻転が推奨される24抜歯非侵襲的に抜歯を行う(ペリオトーム、へーベル、必要に応じて残根鉗子を用いる)。ペリオトームは主に抜歯する歯の近心と遠心に用いる。鉗子を用いる場合は、頬側骨板の破折を最小限にするために頬舌的な動きを限定する。使用可能であれば、ピエゾトームを低侵襲抜歯のために用いる25抜歯窩の掻爬Lucas キュレット(訳者注:鋭匙)を用いて、特に慢性炎症がある場合は、抜歯窩内のデブライドメントおよび掻爬を十分に行う。急性症状がある場合は、ソケットグラフトは禁忌とする26抜歯窩および周囲組織の確認プローブを用いてすべての頬側骨板に裂開や開窓がないことを確認する。裂開や開窓がある場合は、フラップを挙上し、メンブレンで被覆する27移植材料の準備操作しやすい粘稠度にするために移植材料を生理食塩水または血液と混和し、骨膜剥離子または骨移植用のシリンジを用いて、抜歯窩内に移植材料を填入する28移植材料の填入 歯槽骨縁レベルまで骨移植材料を填入する。異種骨や人工骨は吸収に長時間要するため、小顆粒の他家骨が好ましいSocket Grafting and Ridge PreservationSocket Grafting and Ridge PreservationSocket Grafting and Ridge Preservation2.2 ソケットグラフトとリッジプリザベーション(次ページに続く)

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