生体にやさしい戦略的矯正歯科治療歯科矯正用アンカースクリューの応用
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267歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療SECTION3 mno〇a×bc23図14-33k~o 最後にスレッドの先がワイヤーのフックの裏に収まるようにしてからピンカッターで切ると、頬粘膜を刺激しない。kl図14-34 aスレッドが解けないスクエアノット。bスレッドが解けやすいグラニーノット。cスクエアノットの結び方。コツは“乗ったロープがもう一度乗る”ことである。すなわちcの1で、赤いロープがオレンジのロープの上に乗ってから、もう一度2で赤いロープがオレンジのロープの上に乗ると、スレッドは丈夫で解けないスクエアノット3になる(文献Ⅲ-39より引用改変)。2)正中口蓋アンカースクリューからのアクチベーション ①臼歯の圧下  上顎臼歯の圧下のためにフックをろう付けしたトランスパラタルアーチから、1506 LNアンカースクリューにパワーチェーンをかけてアクチベーションする。正中口蓋アンカースクリューのヘッドにパワーチェーンを先に敷き、その上にピッグテールかコバヤシフックを結んでおく(図14-35a)と、パワーチェーンをアクチベーション(図14-35b)しても、アンカースクリューから外れない。もう1つの方法として、アンカースクリューのヘッドに穴が開いているHタイプのアンカースクリュー(図14-35c)を用いて、その穴の中にエラスティックを通す方法もある。図14-35a、b パワーチェーンを敷き、その上にコバヤシフックを結んでおくことでパワーチェーンが外れないようにアクチベーションができる。/図14-35c Hタイプのアンカースクリューの穴にエラスティックを通す方法もある。cabスクエアノットグラニーノット1

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