ベーシックプレスセラミックス
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135Chapter 15 プレスセラミックスのインプラントへの応用Part 2 臨床実践編Chapter 15 プレスセラミックスのインプラントへの応用図15-11a、b 接着前処理として、フッ酸ジェル(Ceram-Etch、Gresco Products、個人輸入)にて内⾯処理を⾏い、チタン部にはサンドブラスト処理後にメタルプライマーにて処理を⾏う。この際、フィクスチャーとの接合⾯はサンドブラスト処理による粗⾯化を避けるため、あらかじめワックスにてカバーしておくと良い。図15-12a、b アバットメント専⽤のMultilink Hybrid Abutment(Ivoclar Vivadent)にて接着を⾏う。図15-14 Multilink Hybrid Abutmentと同社の従来品であったMultilink Implantの遮蔽⼒比較。もっとも透明感のあるOpalインゴットで約1mmのコーピングを製作し、パラジウム合⾦で製作した⽀台に接着した。下から2段目は下地を反映させるためにステインリキッドを介在させて被せた状態で、もっとも下段が接着させた状態。 Multilink ImplantとMultilink Hybrid Abutment MOは同程度の遮蔽⼒であるが、Multilink Hybrid Abutment HOにおいては完全に遮蔽されているのがわかる。Step 4 接着処理図15-13  Multilink Hybrid Abutmentは嫌気性であり、効果時間が7分間と⻑いため、クリップや洗濯バサミなどを応⽤して確実に固定を維持しなければならない。Multilink ImplantMultilink Hybrid Abutment MOMultilink Hybrid Abutment HOaabb

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