YEARBOOK2018気鋭歯科医師が歯を残す・守る
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PART 2日常臨床ではさまざまな症例に遭遇するが,とくにう蝕や歯周病,根尖病変などの疾患が併発していると,その対応は困難を極める.また,このような歯に対し妥協的な対応をすれば,当然歯の寿命は短くなってしまう.本稿では,典型的な例として「不適切な歯内療法」,および「歯肉縁上歯質の不足」を併発している症例に対し,対象歯を保存し,かつ予知性の高い結果を得るために筆者がどのようにアプローチしたのかについて考察する.抄録渥美克幸埼玉県開業 デンタルクリニックK連絡先:〒332-0006 埼玉県川口市末広1-2-13術後1年▶▲術中【略歴】2002年 長崎大学歯学部 卒業2002年 (医社)歯友会 赤羽歯科 入社2010年 デンタルクリニックK 開設現在に至る【所属学会・勉強会】JIADS常任講師日本接着歯学会認定医さまざまなオプションを駆使して1本の歯の保存に努めた症例116別冊the Quintessence 「YEARBOOK 2018」

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