明日から使える! 歯科衛生士のマイクロスコープ活用法
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16マイクロスコープの診療介補TBI歯石除去PMTC患者への情報提供映像による患者教育院内での情報共有教育機関での活用認定歯科衛生士マイクロスコープを自分の眼に合わせて調整する視度調整ダイヤル瞳孔間距離調整ダイヤルレンズフード倍率ダイヤルフォーカスダイヤルハンドル接眼レンズ図2 鏡体のつくり。 術者により、顔の大きさや眼の幅、視力も異なります。マイクロスコープを使う前に自分の眼に合わせて調整する必要があります。とくに、1台のマイクロスコープを複数の術者が使う場合には、そのつど調整しないとよく見えないばかりか、眼が疲れたり、頭が痛くなったりすることもあるので、調整法をしっかりおぼえましょう。●視度調整準備:人間の視力には左右差があります。これを整えるのが視度調整です。マイクロスコープの下に水平なテーブルなどを用意します。そこに、名刺などの細かい文字が印字された平らな印刷物を置きます。Step1:まず、右眼の視度を調整します。右眼の視度調整ダイヤルをマイナスいっぱいにして、倍率を最大にします。左眼はガーゼなどで隠して見えないようにします。右眼だけでマイクロスコープを覗きながらマイクロスコープを上下させたり、フォーカスダイヤルを調整して、文字にフォーカスを合わせます(図3、4)。Step2:次に、調整したマイクロスコープの位置やフォーカスダ鏡体のつくり 鏡体にはさまざまなダイヤルやネジがあります。メーカーや機種によっても変わりますので、図2を参考にして自院のマイクロスコープを確認しましょう。●注意 マイクロスコープにはレンズなどを固定しているネジもあります。これらのネジが緩んでしまうと、部品が落下してしまいケガにつながることもあります。簡単には緩まないようになっているのですが、診療中に誤って廻さないように注意しましょう。 また、ときどきはしっかり締まっていることを確認しましょう。廻す必要のあるダイヤル・ネジと、廻してはいけないものをはっきりおぼえましょう。鏡体のつくり明日から使える! 歯科衛生士のマイクロスコープ活用法

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