明日から使える! 歯科衛生士のマイクロスコープ活用法
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17CHAPTER1 マイクロスコープ歯科診療とはマイクロスコープの診療介補TBI歯石除去PMTC患者への情報提供映像による患者教育院内での情報共有教育機関での活用認定歯科衛生士水平なテーブル名刺最大倍率視度調整ダイヤルをマイナスいっぱいする図3 準備。図4 Step1。右眼だけで見て、フォーカスが合うように鏡体を上下させたり、フォーカスダイヤルを調整する。倍率最小図5 Step2。倍率を最小にするとフォーカスがズレていることがわかる。Step1で調整した鏡体やフォーカスダイヤルは決して動かさずに、視度調整ダイヤルをプラス方向へ廻しながらフォーカスを合わせる。その時の数値を記録する。この場合は視度はマイナス2 けっしてマイクロスコープの位置やフォーカスダイヤルを動かさずに、視度調整ダイヤルだけを動かすのがポイントです。また、一度の計測では誤差がありますから、Step1とStep2を3~4回繰り返してその平均値を右眼の視度にします。同様に、左眼の視度調整をします。これら左右の視度調整の数値は大きく変化はしませんから、毎回計測する必要はありませんが、自分の数値としておぼえておいてマイクロスコープを使う前に合わせましょう。また、半年に一度は再調整して、つねに眼のコンディションに合わせるようにしましょう。POINT視度調整のStepイヤルは動かさずに倍率を最小にします。すると、文字のフォーカスがボケて見えます。それを見ながら、視度調整ダイヤルを右手でプラス方向へフォーカスが合うまで廻します。そして、フォーカスが合ったときのダイヤルの数値を読みます(図5)。

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