歯科衛生士の力でここまでできる 非外科的歯周治療
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原因除去療法3章198図3-131 図2-6~22で提示した症例。右側犬歯の遠心面に歯肉の腫脹を伴う9mmのポケットを認める。シックルスケーラーを頬舌側方向に水平的に動かして用いるのが推奨される。図3-132 スケーラーが9mmのポケットの最深部まで挿入された状態。最根尖部の沈着物へも容易に到達する。図3-133 シックルスケーラーは両刃のため、根面の豊隆に刃部を正確に沿わせて当てないと、軟組織を傷つけてしまう恐れがある。図3-134 スケーラーの刃部全体を歯肉縁下に挿入し、頬舌側方向に対して水平的に動かしている様子。図3-135 プローブは9mmのポケットを示している。この時同時に、歯肉のリモデリングとポケットの減少を狙ってダイオードレーザーによる歯肉切除を行った。図3-136 再評価時の臨床写真。(図3-131~135から1年経過時)。組織の収縮に伴う歯肉退縮は認めるものの、プロービングの値は2mmの正常範囲内でBOPも認めない。

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