歯科衛生士の力でここまでできる 非外科的歯周治療
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人差し指と親指で「OK」サインを作る非外科的インスツルメンテーション199marisa roncati 歯科衛生士の力でここまでできる 非外科的歯周治療この動きをする際は常に注意深い小さなストロークで、またよくコントロールをしながら行う必要がある。 非常に深いポケットの中で沈着している歯石に対しては、口腔内や口腔外に利き手と逆の手を用いてしっかりとレストを設置し、より積極的な動きをしながらも器具の把持をより安定させた状態でインスツルメンテーションを行う(図3-139)(「基本的な器具の使い分け」の項を参照)。図3-137 歯面に対して角度を付けてプローブを当て、辺縁歯肉マージン部の著明な歯石を明示している。図3-138 水平的に動かして使用する場合、スケーラーは頬側のスケーリングに特に適している。図3-139 どのような手用器具も図で示すように使用できる。スケーラーは適切に把持し(刃部から離れた部位を持つ)、非利き手の特に親指と人差し指を使って補助することで、動きを理想的にコントロールしながらアクティブなスケーリングを行うことができる。

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