歯科衛生士の力でここまでできる 非外科的歯周治療
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ab図5-17 患者には、指に巻き付けた使い捨てタオルや指歯ブラシ(Enacare, Micerium)を用いて、回転運動にて粘膜と補綴物の表面を拭い、きれいにするよう追加の口腔衛生指導を行った。図5-18 再建した補綴物にSuper Floss(Oral B)の使用を推奨し(a)、患者が正しいブラッシング法を使えているかを確かめる(b)。患者が病気の予防に必要な口腔衛生技術を身につけたことを確認することは、口腔衛生の専門家の責任である。図5-19 歯頚部辺縁への研磨ペースト(Smart Prophyペースト(120RDA)、Micerium)の塗布は、手用器具でのインスツルメンテーションの前に行い、できれば水平方向に動かし補綴物との境界を避けるようにすることが望ましい(図5-10参照)。研磨する際に、術者は、明らかな変色がない限り、補綴物の歯冠部を除いて、テーパーの付いた粒状、円錐型の軟らかいラバーチップを挿入し、より効果的に鼓形空隙に到達させることができるようにする。図5-20 インプラント専用のチップを備えた超音波機器は、金属製の標準的なものよりも刺激が少なく、高速吸引システムの使用と組み合わせることが推奨される。フォローアップのリコール時の治療手順327marisa roncati 歯科衛生士の力でここまでできる 非外科的歯周治療

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