Digital Dentistry YEARBOOK 2018
7/8

100100PRODUCT INFORMATION-CAD/CAM機器編①口腔内スキャナー 当社では、3Shape社製「TRIOS 3」(図10)を販売している。 高速かつ高精度なスキャニングが実施でき、アドオンソフトを介することにより、スキャンデータをSTLで出力することも可能となる。松風S-WAVE CAD/CAMシステムでは、TRIOS 3を入口にした一連のシステムができ上がっている。②ラボ用スキャナー 当社では3Shape社製のラボ用スキャナーを販売しており、多くの歯科技工所あるいは歯科医院で松風S-WAVE CAD/CAMシステムを導入しやすいよう、幅広いラインナップを取り揃えている(図11~13)。 いずれの機種も、基本的なクラウンブリッジからカスタムアバットメント、義歯まで設計できるCADソフト(Dental system)を搭載している。また、松風S-WAVEスキャナー「E1」は、クラウンブリッジのみ設計できる限定的なCADソフトも準備している。図11 E1。図12 E3。図13 D2000。図14 DIMアナログ。図15 DIM。図10 TRIOS 3。松風S-WAVE CAD/CAM加工センターのサービス 松風S-WAVE CAD/CAM加工センターは、口腔内スキャナーを含むデジタルデータの受け皿として、またCAD/CAM加工に関する研究開発の拠点として2014年7月に設立している。数多くの加工メニューを取り揃えて当社独自の展開をしているが、本稿では2017年11月に発売となった「DIMアナログ」(図14、15)および「スキャンポジショナー」の使用用途、および松風S-WAVE CAD/CAM加工センターを含めた活用方法を紹介する。 DIMアナログは、ドイツnt-trading社のシステムである。「Digital Implant Model Analog」が正式名称だが、当社では頭文字をとりDIMアナログとしている。DIMアナログは、歯科技工所から得られたデジタルデータを基にカスタムアバットメントを製作していく際、インプラントアナログの代替品となる。 このようにデジタルデータから製作された模型をDIM(図15)と呼び、松風CAD/CAM加工センターで、2018年1月よりサービスを開始している。1415

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る