ザ・クリニカルクエスチョン
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構造化抄録1(Positive)CQ.06即時埋入に予知性はあるのか?タイトル(日本語)上顎前部シングルインプラントの即時埋入とプロビジョナリゼーション:1年間の前向き研究タイトル(英語)Immediate placement and provisionalization of maxillary anterior single implants: 1-year prospective study.著者名Kan JY, Rungcharassaeng K, Lozada J.雑誌名,巻:頁Int J Oral Maxillofac Implants 2003; 18(1): 31-39.1.書誌情報目的即時埋入しプロビジョナルレストレーション装着を行った上顎前部単独インプラントの成功率、インプラント周囲組織の反応、および審美的な結果について評価すること研究デザイン前向き研究研究施設ロマリンダ大学歯学部補綴インプラントセンター(米国)対象平均年齢36.5歳(範囲18〜65歳)の35名の患者(男性8名、女性27名)介入条件を満たした前歯部単独歯へ寸法3.5±13.0mmのインプラント(Replace, Nobel Biocare)を埋入し、3、6、12ヵ月後に1名の試験官が試験とデータ分析を行った。主要評価項目とそれに用いた統計学的手法主要評価項目は成功/不合格、骨レベル、プラークインデックス、歯肉レベル、乳頭レベル、関連する合併症。それらの平均値および標準偏差を計算し、ウィルコクソンの符号順位検定と対応のある一元配置分散分析(ANOVA)にて分析、統計的有意性P<0.05。結果少なくとも1年の機能(12ヵ月から42ヵ月、平均16.7ヵ月)後、35個のインプラントはすべて安定しており、骨結合を失っていなかった。平均エステティック満足度は9.9であり、インプラント周囲歯肉構造の変化は認められなかった。結論前歯部インプラントの即時埋入およびプロビジョナリゼーションは、歯の置換により硬組織および軟質組織構造を維持することによってインプラント周囲の審美性を効果的に最適化することができる。2.構造化抄録即時埋入およびプロビジョナリゼーションを行ったクラウンによる前歯部審美シングルクラウンは、1年(最大42ヵ月)の経過により審美的に満足がいく結果を得ることができました。使用したインプラントはHAインプラントです。なお、本研究はノーベルバイオケア社より資金提供を受けています。Abstractor Comments38

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