垂直的および水平的歯槽堤増大術
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1411111.5 学習曲線 対 発展型ソーセージテクニック2.0111213図11-7続き (7)再生された歯槽堤の咬合面観。(8)再生された歯槽堤に3本のインプラントを埋入した際の頬側面観。インプラント頬側の骨が薄いことに注目。(9)歯槽堤へ層状に移植材料を設置した際の頬側面観。内層は自家骨、外層はABBM。(10)天然コラーゲンメンブレンを設置した際の頬側面観。(11~13)インプラントの二次手術時と荷重後1年および5年のデンタルX線写真。いずれも歯槽頂部の骨は安定している。87109ンブレンを固定してから移植材料を歯槽頂方向に詰め込んでいれば、より多くの骨増大を得られていたであろう。2.移植材料は同化し、完全に生着している。治癒期間8ヵ月後の移植材料の生着ぶりに注目されたい。これは、複合骨移植材料を使用しているためである。本症例から学んだこと1.本症例では2つの理由から、水平的増大が十分得られなかった可能性がある。1つめは、パウチテクニックを用いて初めにメンブレンを根尖側に固定したが、歯槽頂部の安定(クレスタルスタビライゼーション)を十分得られなかったこと。2つめは、十分な量の移植材料を使用しなかったことである。より多くの移植材料を用いて、まず、歯槽頂でメ

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