QDT別冊 デジタル対応で学ぶ! シェードテイキング超入門
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巻頭グラフ:こんな写真では伝わらない!執筆:小田中康裕GOOD!伝わらないその①:露出オーバー/アンダーな写真NG!NG!図1a~c 適正な露出で撮影された写真(a)はもっとも色情報が多く、シェード写真として適します。一方、オーバー(b)、アンダーな写真(c)は、PCで補正しても厳しいです。結局は撮影時の適正露出が近道です。シェード写真は「ビジネスレター」 シェードテイキングの口腔内写真は、ビジネスレターと同じようなものと筆者は考えています。ここでご紹介するのは、その「レターの書き方」が間違っている例です(図1〜6)。写真の撮影方法によって、伝わるものが大きく変わることがご理解いただけると思います。芸術のための写真ではないので、最低限の枚数で多くの情報を伝えることがとても大切です(通常は少なすぎる枚数かもしれません)。また、技工料金に見合わない、技工指示以上の撮影も必要ないと思います。また基本的にカメラの画質モードはJPEG・FINEで十分です。NORMALでも問題はありません。 また、歯科技工士側は写真データを受け取った後、「色調再現が適当になされているのか?!」と疑問を感じた場合くらいしか、色調を修正することはありませんので、そういった設定で大丈夫ということです。かといって、少ないデータですと色調にスカスカ感があり、色調再現はとても難しいものとなります。RAWやTIFFデータはいたずらに歯科医師と歯科技工士の伝達が重くなるだけですので、シェーbac

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