決定版 歯科医院のための感染対策 ヨーロッパ基準のインフェクションコントロール
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1.手指衛生グローブって、たくさん種類があるんですねェ~(次ページ図3)!どんなグローブでもいいんですか?図1 口腔外での作業時にグローブは不要図2 洗浄・消毒が可能なキーボードフェイスボウの使用やカメラの操作など、口腔内に触れない時はグローブを装着する必要はない。グローブを装着したままで作業を行うと、口腔内を触れた手で機器を触ってしまうおそれがある。CK3-15 Wireless Keyboard(Cleankeys社製)。ガラス製のため、水洗い・薬液消毒が可能。グローブを付けていなくても問題ない。グローブは患者さんごとに交換しなければなりません。また、グローブは20分程度の使用から摩擦による表面劣化が生じ、ピンホールを形成するため、長時間の着用はできません。なお、グローブを着用した後の手指消毒はグローブの劣化を進めてしまうため、行いません。 グローブには、ゴム製とプラスチック製の2種類あります。ゴムの種類には天然ゴム製と合成ゴム(ニトリルゴム)製があり、パウダーありとパウダーなしがあります。 近年、アレルギーをもつ患者さんやDHCPも増えています。ラテックスアレルギー反応は死亡事故の報告もあります。患者さんのラテックスアレルギーを防ぐためにも、ニトリルなど天然ゴム製以外のグローブに置き換えておく必要があります。グローブの種類69

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