やさしいインプラント治療 初めての1本埋入をガイドします!
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減張切開BREAKTHROUGH すべての切開には意味がある。骨整形の必要があるところは全層弁剥離術、必要のないところは部分層弁剥離術で行う。減張切開はコンビネーションフラップであり、全層部分層弁切開法とも言われる。 GBRなどを行う場合、減張切開は必須である。十分なテンションフリーを確認しないと、裂開を引き起こすこととなる。減張切開は、手術の成功の重要なファクターであり、しっかりとマスターしたい(図4-19、20)。オトガイ孔近辺の減張切開図4-19 オトガイ孔近辺の切開はピンセットでテンションをかけ、少なくとも5mm以上離してから切開線を入れる。メスの裏を使用することにより出血も抑えられ、侵襲の少ない減張切開となる。cba図4-20 減張切開の一連の流れ。成功の秘訣は、テンションをかけずに上皮と上皮が元の位置に戻ることである。cba減張切開の基本を上顎前歯部を例に、わかりやすい解説付きでご覧いただけます。メスの裏を使った出血も少なく侵襲の少ない切開線に注目! 【動画】見て学ぶ減張切開の基本 814.2 剥離

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