チェアサイドＱ＆Ａ 予防歯科編 ＰＡＲＴ１

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55う蝕色素沈着口腔乾燥口臭・舌苔摂食障害シーラントフッ化物エックス線検査▼この答えの根拠となる文献はコレ！1. Fejerskov O, Kidd E（編），髙橋信博，恵比須繁之（監訳）．デンタルカリエス．東京：医歯薬出版，2013，217-219．　果汁オレンジジュースなどの緩衝能が低い飲料を摂取後の舌背pHは、約2分間にわたって低い状態を維持したが、緩衝能の高い飲料を摂取後の舌背pHは、1分以内に5.5以上に回復した。3. Brown CJ, et al. The erosive potential of flavoured sparkling water drinks. Int J Paediatr Dent 2007；17（2）：86-91. PMID 17263857 （風味づけ炭酸水の酸蝕能）　粉末状ハイドロキシアパタイトを風味づけ炭酸水に30分間浸漬後、ハイドロキシアパタイトの実験的溶解試験を用いて酸蝕能を評価した。　その結果、風味づけ炭酸水は低いpH（2.74～3.34）を示し、溶解試験では、果汁オレンジジュースと同程度かそれ以上の高い酸蝕能を示した。2. Parry J, et al. Investigation of mineral waters and soft drinks in relation to dental erosion. J Oral Rehabil 2001；28（8）：766-772. PMID 11556958 （酸蝕症に関連するミネラルウォーターとソフトドリンクの調査）　抜去歯と粉末状ハイドロキシアパタイトを各種ミネラルウォーターおよび炭酸水、ソフトドリンクに浸漬し、実験的溶解試験を用いて酸蝕能を評価した。　その結果、全種類のミネラルウォーターは、非常に低い溶解レベルを示した。炭酸水はミネラルウォーターと比較してわずかに大きい溶解レベルを示したが、ソフトドリンクの100分の1程度であった。