インプラント治療の説明書と同意書の作り方
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bad document「補綴治療(インプラント治療を含む)に関する説明書」の不適切な書類例₁ 歯を失うと――――――――――――――――――――――インプラント治療の説明書患者氏名         様顔の輪郭が変わり表情が老けて見えます。認知症が進行します。頭痛や肩こりが起こりやすくなります。簡単な手術を受けるだけで□ 天然歯と変わらない見た目です。□ おいしくしっかり噛めるので、  認知症の予防になります。□ 口元を気にせず笑顔が美しくなります。□ 顎の骨が痩せることの防止になります。❶ブリッジ◦両隣の健康な歯を削る必要があります。◦両隣の歯がむし歯になります。◦両隣の歯に負担がかかって根っこが折れやすくなります。◦バネが見えて見た目が悪くなります。◦骨が痩せていきます。◦精神的に歳をとってしまいます。❷入れ歯(可撤性義歯)₂ 従来の治療法の問題点―――――――――――――――――しかし、インプラント手術を受けると……インプラント治療には危険性(リスク)もなく、「限界」もないかのように説明されています。およそ「中立的」な説明とは言えません。医学的にみて根拠に乏しい内容を伝えて、患者さんの不安をあおっています。他の治療法の短所のみを強調することで、患者さんをインプラント治療に強く誘導してしまっています。50患者さんを「クレーマー」にしないための インプラント治療の説明書と同意書の作り方

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