下野先生に聞いてみた2
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027リバスクラリゼーション①生活歯歯根発育根尖閉鎖生活歯髄デンティンブリッジ水酸化カルシウムまたはMTA仮封(接着性セメント)生活歯髄失活歯壊死歯髄硬組織水酸化カルシウムまたはMTA仮封(接着性セメント)象牙質形成不完全壊死歯髄水酸化カルシウムまたはMTA仮封(接着性セメント)血餅(出血)線維性結合組織水酸化カルシウムまたはMTA仮封(接着性セメント)硬組織形成洗浄・抗菌剤図9-1 アペキソゲネーシス.生活歯髄に対して,水酸化カルシウム製剤またはMTAを用いて生活歯髄切断(断髄)を行ない,接着性セメントで封鎖する.その結果,デンティンブリッジが形成され,歯根象牙質の長さと厚みは増加して,根尖も閉鎖する.図9-2 アペキシフィケーション.壊死歯髄を除去するために機械的・化学的清掃を行い,水酸化カルシウム製剤またはMTAを充填する.その結果,根尖部に硬組織が形成されるが,歯根象牙質の形成は不完全で,歯根破折を起こすことがある.図9-3 リバスクラリゼーション.壊死歯髄が存在する根管内を洗浄し,抗菌剤(3-Mix)または水酸化カルシウム製剤を貼薬後,意図的に出血させて水酸化カルシウム製剤またはMTAを詰めると硬組織(セメント質および骨)が形成される.歯根の長さも厚みも増して,根管の狭窄も根尖孔の閉鎖も起きる.123アペキソゲネーシスアペキシフィケーションリバスクラリゼーション

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