シリーズMIに基づく歯科臨床 vol.05 ペリオドントロジー&ペリオドンティクス 下巻
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ペリオドントロジー&ペリオドンティクス108Fig 8-3q~s 術後4年のCBCT像.術前に歯根膜がなかった部位で歯根と骨の間に透過像(隙間)がみられるが,この部位では上皮付着や歯肉の適合が生じていると想像している.Fig 8-3j, k 口腔外で,超音波スケーラーを用い,生理食塩水下で歯石を除去した後.Fig 8-3l 抜歯窩から肉芽組織を徹底的に除去した.Fig 8-3m, n 再植直後.再植歯は,抜歯前に冠部歯髄を除去しておき,咬合面をある程度削合しておいた(再植後,対合歯と当たらないように配慮した).また,口腔外で,逆根管充填を行っている.さらに,再植時に歯を90°回転して遠心面を舌側に位置させた.理由は,遠心の骨欠損部に歯根膜のある歯面をもってくることで,早期の骨の修復が期待できると考えたためである.Fig 8-3o, p 術後4年.骨欠損は改善し,動揺度も正常である.プローブは舌側の一部に4mm入るが,その他は3mm以下である.排膿,出血もみられない.qrsjklmonpcoronalsagittalaxial4years

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