矯正歯科治療ガイドブック
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121口腔衛生管理の視点から矯正歯科治療を提案できる不正歯列が原因で歯周病を有する患者や、プラークコントロールが悪い患者に対して、その改善や予防を目的とした矯正歯科治療を提案できる2定期検診で咬合異常の因子を早期に発見できる患者が最初に訪れるのは一般歯科診療所であり、口腔内の状況を把握しやすいという利点がある。特に患者が小児の場合は、咬合異常になりうる因子を早期に発見、除去することができる3矯正歯科治療中の口腔衛生状態の悪化を防げる矯正歯科治療中、もっとも懸念される口腔衛生の問題を、患者とすでに信頼関係を構築した担当歯科衛生士が管理することができる4信頼関係が構築ずみで的確な治療や意思疎通が行いやすいすでに関係が構築されていたり、地域の医療機関としてなじんでいると、患者とコミュニケーションをとりやすい。あまり心理的な障壁のない患者の考えを聴き、治療に反映することができる5一貫したフィロソフィーに沿った治療ができる顎位に対して、1人の歯科医師がもつフィロソフィーに準じて診断や治療を進めることができ、患者に対して一貫性のある治療を行うことができる◦ 一般歯科診療所が矯正歯科治療を導入するメリット一般歯科で矯正歯科治療を行うメリット・デメリット

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