矯正歯科治療ガイドブック
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144ダイレクトボンディング法◦チェアタイムが比較的長い◦ブラケットの配置の難度が高いため、ややストレスが多い◦コア等の装置作製の必要がなく、技工料金がかからない◦ブラケットの配置は大変難易度が高く、臨床経験によって治療結果が左右されるため、慎重に行わなければならない◦ ブラケットの装着方法1:ダイレクトボンディング法〔直接法〕1:開口器を装着し、フッ化物を含まないペーストを用いてボンディングを行う歯面の機械的清掃を行う。2:歯面乾燥後、ブラケット用ボンディング材に付属しているエッチング剤を塗布する。3:水洗乾燥を行い、歯面がエッチングされたことを確認してからプライマーを歯面に塗布する。5:ハイトゲージを用いて確認した、適切な位置にブラケットを置く。8:エキスプローラで軽く圧接しながら光照射を行う。4:ブラケットをピンセットでつまみ、ベース面にボンディング材のペーストを少量盛る。7:ブランケットを動かさないよう注意しながら、周囲の余剰レジンをエキスプローラ―で除去する。6:咬合面、唇側面からブラケットの位置を確認し、エキスプローラーなどで細かく調整をしたあと、歯面に圧接する。9:ダイレクトボンディング法により装着が完了したブラケット。他の歯も同様に行っていく。(写真の製品については20ページを参照)基本的には、使用するブラケット用ボンディング材に付されている使用説明書にしたがう。◦ 各ブラケット装着法の長所・短所

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