SAFE Troubleshooting Guid Volume 4
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3-2 バーアタッチメントから磁性アタッチメントへの変更磁性アタッチメントのキーパー部を鋳接してあるクラウン(高さ約2mm)を製作しておき、口腔内でアバットメントをスクリューで固定後、クラウンをセメントで合着させた。その後、即時重合レジンを用い、直接法で義歯にマグネットを装着した。トラブルの対処および解決方法 患者の訴えにより、下顎のバーアタッチメントを除去した後、インプラント部をヒーリングキャップに戻した。その後、インプラント部を磁性アタッチメントへと変更した。磁性アタッチメントへの移行は、既存の模型にて、カスタムのアバットメントと図2-a、b バーアタッチメントを外しカスタムアバットメントを装着。その上に磁性アタッチメントをセメント合着する。図1-j ₂₂へのインプラント埋入時のパノラマX線写真。インプラント間に若干の角度差があり、下顎にスペースがあることからバーアタッチメントを選択。j図1-h、i 下顎はインプラントにバーアタッチメントを装着。夜間、義歯を外した状態でバーアタッチメントを舌で触ってしまい、舌が痛いと訴えられていたが、舌には炎症所見を認めることはなく、異物感によるストレスが原因ではないかと推察される。hi図1-f、g 上顎は天然歯に磁性アタッチメントを装着。fg図1-d 最終印象模型。図1-e インプラントに連結させたメタルプレートを用いてバイトを採得した(メタルプレートの上にワックスを築盛する)。edab2対処および解決方法(メソッド・シューティング)79SAFE(Sharing All Failed Experiences) Troubleshooting Guide Volume4 補綴・技工的合併症編

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