28図2-4 上顎中切歯の側枝の例．透明標本．側枝とは困難である．デンタルエックス線写真やCBCTで描出されるほど太くないと処置できない．これらの構造は再発の原因となり（本書「序」の図4〔4ページ〕参照），逆根管治療での治療対象となる（図2-8）．2．根管の特殊形態 根管治療では根管形態に興味が向くが，他にも出現率は高くはないが注意すべき形態がある．陥入歯図2-5 上顎側切歯の根尖分岐．透明標本．根尖分岐標本1図2-6 根管充填後の透明標本に見られた根尖分岐．根管形成前に注入したインディアンインクと根管充填時に使用したシーラーが入り込んでいる．この根尖分岐は，管状の形態である．標本2図2-7 根管充填後の透明標本に見られた根尖分岐．根管形成前に注入したインディアンインクだけが見られる．この根尖分岐は，紙のように薄い平面的な構造で，シーラーも入っていない．標本3写真とエビデンスで歯種別に学ぶ！ 歯内療法に生かす根管解剖
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