前歯部アライナー
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19●メインテナンス4年経過時図1-4 メインテナンス4年経過時。矯正終了後1年目でリテーナーが割れてしまったため、それからはリテーナーをしていなかった。しかし、大きな後戻りなく安定しているのは咬合の安定によるところも大きいと思われる。 それとも歯列によるものなのか? 側貌をしっかりと観察し、患者との意思疎通を図ることが大切である。ここの認識がズレているとゴール設定が平行線をたどり患者とのトラブルになりかねない。治療経過:治療回数は全部で13ステージだった。IPRは重なりがとれたステージで行うほうが歯の形態を損なわないため、下顎前歯部だけではあるがステージ1・ステージ4・ステージ9と分けて行った。治療結果:本症例の患者はモデル活動をしながらの治療であたったため、事前にカメラマンと、どのくらいの距離感で、モデルのどの部分にフォーカスを当てて撮影を行うのかといった相談をし合いながら、必要が

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