前歯部アライナー
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57図11-2 CASE11のクリンチェック分析。●シミュレーションにもとづいて治療計画の手順を確認 顎位のズレのない患者であったため、ICPでの咬合採得を行った。 上顎中切歯の形態から正中にスペースができやすいことがクリンチェックより確認できる。フィニッシュ後に形態修正を行うカウンセリングをイメージ共有しながら行える。1治療前の咬合状態(バイトセット)最初の位置で表示されている3Dモデルが患者の咬合と一致しているか?2最終位置(咬合と配列)・患者の主訴が改善されているか?・審美的結果と咬合に問題はないか?・患者と最終位置に満足しているか?3IPR(歯間削合)・IPRが計画されている部位、量は適切か?・先生の具体的な指示に従っているか?4アタッチメントとアライナー機能現在設置されているアタッチメントで、補綴歯や審美的理由などで、除去を希望するアタッチメントはないか?5承認クリンチェック項目クリンチェック項目クリンチェック項目クリンチェック項目術者の診断コメント術者の診断コメント 前突感改善のため、上顎前歯部のみIPRを行った。術者の診断コメント 最適アタッチメントによる歯の移動を行った。術者の診断コメント クリンチェックを患者説明に使うことで、最終イメージの共有が図れる。治療後のイメージ画像から、術後の上顎中切歯の形態修正が必要であることが術前にコンサルテーションできるため、術後トラブルが少なくなる。☝☝Point

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