TMD YEARBOOK2019_2020
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2019年8月編集委員を代表して 古谷野 潔        ●●●● ●●●●●●口が開かない☞3章 その2(62ページ~)で詳説アゴが痛い☞3章 その1(34ページ~)で詳説☞3章 その3(88ページ~)で詳説アゴから音がする咀嚼筋痛障害(Ⅰ型)病態1顎関節痛障害(Ⅱ型)病態2顎関節円板障害(Ⅲ型)病態3変形性顎関節症(Ⅳ型)病態4a.復位性b.非復位性顎関節症の三大症状顎関節症の病態図Dカクッ!顎関節症の三大症状は病態分類のどれに当てはまる? 3章(33ページ〜)は,顎関節症の三大症状それぞれについて,問診・検査をどのように行ったらよいのか,そしてその患者さんの主訴が顎関節症の病態分類のどれなのか(診断),さらにその治療法や治療後の対応が解説されています.図Dは,顎関節症の三大症状が,顎関節症の病態分類のどれに起因して発症している可能性があるのかを示すものです.本書を読んでいて,病態の種類がわからなくなったときは,図Dを再度見返されることをお勧めします. また,前述のとおり,顎関節症は複数の病態が重複して発症することもある障害ですが,3章は顎関節症という疾患の基本的な知識を提供するという本書の趣旨により,1つの病態に起因していることを前提として,それぞれ解説されています.しかし,これらそれぞれの知識を得ることで,病態が重複する顎関節症への対応も難しいものではないと思います.さらに,3章では同じ病態に対して執筆者間で治療方針等に多少の違いもありますが,これに関しては読者の皆さんが取り入れやすい治療を選択していただければと思います. 4章は,顎関節症の治療の第一選択肢が患者さんが主体となって行うセルフケアになることから,その実際が詳しく解説されています. この『TMD YEARBOOK2019/2020』を,明日からの臨床にぜひともお役立てください.7別冊the Quintessence 「TMD YEARBOOK 2019/2020」

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