インプラント治療の到達点
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1-5 口腔内スキャナの臨床応用スとした。 まず、IOSにて上下顎印象採得を行い、適合の良いサージカルガイドを作製した(図10)。サージカルガイドを用いてインプラントを埋入し、免荷期間経過後、スキャンボディを装着しIOSによる印象採得および咬合採得を行った(図11、12)。CAD/CAMにてデジタルワックスアップ後、アバットメントとインプラント体との適合を確認、試適を行って、₆₅₄₄₅₆₇のプロビジョナルレストレーションを作製・装着した。 次に、前歯部の審美補綴治療のために、₂ー₂のレジン前装冠を除去し、支台歯形成を行った。IOS によるマッチングポイントを含む印象採得(図13)、STL データ(図14)、フェイススキャンデータ(図15)を、マッチングポイントをもとに画像上で重ね合わせてデジタルワックスアップを行った(図16)。図18は₂ー₂にジルコニアクラウンを装着後の顔貌写真である。図19、20にインプラント最終上部構造装着時のIOSスキャンデータおよびパノラマX線写真を示す。図13 口腔内スキャナを使用して得られた印象。図15 フェイススキャン。図14 STLデータ。図16-a、b マッチングポイントをもとにフェイススキャンデータとSTLデータを重ね合わせた後、実際の顔貌を参考にしてデジタルワックスアップを行う。図18 ₂ー₂にジルコニアクラウンを装着した顔貌写真。図12 IOSによる咬合採得。図17 CAD/CAMによるデジタルワックスアップ。図19 最終上部構造装着時のIOSスキャンデータ。図20 同パノラマX線写真。ab33

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