装置に頼らない子どものの咬み合わせ治療
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031Part I実践前に知っておくべきことChapter 3 トレーニングの種類と方法①体のゆがみを確認する★床と壁に垂直にテープを貼り,このライン上に寝てもらい体のゆがみを確認する.②姿勢の乱れを確認する★左右足の親指の指先はくっつけたまま踵・足の裏を壁につける.この状態で床に寝てもらう.頭の先端から足元まで,姿勢の乱れがないか(ラインから逸脱していないか)確認する.③姿勢の維持を確認する★まっすぐ姿勢がとれていたら,どのくらいこの姿勢をキープできるかタイムを調べる.最低1分間のキープを維持目標とする.壁側床側足先踵◆不正咬合別トレーニング応用一覧◆1.顎の発育が悪い①舌の位置を正しくする. ⇒トレーニング1,2②噛む筋肉や舌の筋肉を強化する. ⇒トレーニング3〜6③舌の嚥下時の力を強化する. ⇒トレーニング1〜52.上顎前突①舌の位置を正しくする. ⇒トレーニング1,2②嚥下時の舌圧方向の修正と舌の筋力増加を図る. ⇒トレーニング3〜6③口唇閉鎖時の水平ラインの改善. ⇒トレーニング7〜93.反対咬合①舌の位置を正しくする. ⇒トレーニング1,2②噛む筋肉や舌の筋肉を強化する. ⇒トレーニング3〜6③舌の嚥下時の力を強化する. ⇒トレーニング1〜54.正中が不一致で下顎が偏位①舌の位置を正しくする. ⇒トレーニング1,2②舌の嚥下時の力を強化する. ⇒トレーニング1〜55.開咬①舌の位置を正しくする. ⇒トレーニング1,2②嚥下時の舌圧方向の修正と舌の筋力増加を図る. ⇒トレーニング3〜6③口輪筋の強化と水平ラインの改善. ⇒トレーニング7〜96.過蓋咬合①舌の位置を正しくする. ⇒トレーニング1,2②唇とオトガイ筋のバランスを改善する. ⇒トレーニング7〜9③強すぎる咬筋の調整. ⇒トレーニング3,4④嚥下の改善. ⇒トレーニング5,6トレーニング10 手足を伸ばす訓練(足と連結した訓練)【目的】 姿勢のゆがみを正すことで足(足元・ひざ・腿)を閉じることに意識する

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