装置に頼らない子どものの咬み合わせ治療
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06410歳4か月(初診から2年4か月:₅および₅萌出観察)★Ⓔが抜けて,₅がだいぶ上がってきた.体をまっすぐにしていればきちんと萌出してくる.EⒺ:咬合調整.★舌位が後退して右にバランスを崩している.舌尖も下に下がってきている.★全体的に歯列の狭窄がみられる.舌背が曲がっているため,挙上時の舌圧が弱くなり,嚥下時に歯列を拡大するだけの内側からの舌圧がかかっていないと考えられる.★爪噛みをやめてくれない.また,ゲームを悪い姿勢で長時間やっているのではないかと思われる(患者とよく話し合ってもらい,今後も治療を続けられるか決めてほしい).★トレーニング:・切端正中スポット「イーウー」(サリバトール).・舌尖を伸ばす練習(舌振り).・舌の吸い上げ練習.咬合調整後咬合調整後

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