Hygienic Partial DentureとMyo-Dentureの最新臨床アトラス
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191-1 印象採得に必要な臨床解剖学&理論(下顎編)図3-7 大連結子(メジャーコネクター)が残存歯辺縁からほとんど離れていない金属床義歯の悪い例.メジャーコネクターのデザインは残存歯歯間乳頭部を覆うべきではない.Y字タイプのメジヤーコネクターにし,残存歯歯頚部から3~5mm離せば「患者が利益を得るパーシャルデンチャー」に変身する.図3-8 保険給付のレジン床義歯に限らず,残存歯歯肉辺縁からほとんど離れていない床義歯が多い.金属床義歯に限らずレジン床義歯も残存歯歯頚部と床の間は3~5mm離して仕上げ,残存歯を守らなくてはならない.加強線を埋入してレジン床に強度を持たせれば歯周歯肉を開放できる. 図3-9 図3-8をハイジェニックパーシャルデンチャーに改変した.欠損部をY字型コネクターで連結し残存歯から5mm離して設置することで残存歯に為害作用が及ばない.旧義歯新義歯Chapter 3ハイジェニックパーシャルデンチャーデザインの実際図3-10 上顎両側遊離端義歯のメジャーコネクターは残存歯歯間乳頭部と調音に関与する部位を避けるデザインにする.メジャーコネクターは馬蹄形状なので強固に両方の欠損を連結できる.

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