食べる美容液
1/6

8 食べる目的には、種類があります。1.生命の維持体を整えて生きていくために食べること2.機能を発達させること咬むことによって脳に刺激を与えたり、唾液など各機能を動かすために食べること3.精神的幸福感食べることによって幸せを感じたり、欲求を満たすこと  その他にもあると思いますが、具体的に3つ挙げてみました。ここで考えてみましょう。生きるためだけに食べるのであれば、極端な話、ずっと同じものを食べておく、または点滴などの栄養補給だけで良いことになります。 しかし、人は、食事という形でものを食べるのです。つまり、ただ生きるためだけではなく、生きることをより楽しむために食べるのです。よく年を召された方が『食べることだけが今は、幸せだ』と言うのを聞きます。足腰が衰えても食べることによる満足で、その他のことも満たされるのです。子供たちも『今日のごはん、何?』と家族に聞くことがあると思います。それは、気になるから聞くのです。興味がなければ、誰も聞きません。ですから、どのライフステージにおいても食べることは、人それぞれの楽しみなのです。 その中で、咬むということについても考えていきましょう。咬むこと、咬めることによって、味わいや食感、風味、余韻が咬む回数が増すことによって変化をしていきます。現代人は、ものをよく咬まなくなっています。それは、食品が軟らかくなっている傾向にあるため、咬まずに飲み込むことができるのです。 しかし、咬まずに飲み込んでしまうのは実にもったいないことです。なぜなら咬むことによって唾液が分泌され、味も楽しめて、消化も助け、脳へも刺激が伝達され老化防止になり、顔食べるということ、咬むということ1-1

元のページ  ../index.html#1

このブックを見る