矯正YEARBOOK2019
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図4c 上顎前方牽引装置用プレート.床の設定において後縁はハミュラーノッチ部まで覆う.フックの位置は3番切端に設定する.図4d 左図が初診時(6歳5か月),右図が装置使用8か月後(7歳1か月).前歯部反対被蓋・プロファイルの改善がみられる.図4a 初診時6歳5か月男子の顔貌および口腔内写真.受け口が気になるとのことで来院.前歯部反対咬合を認める.図4b 切端位は採得できない.Skeletal Cl Ⅲ High angleのケース.右図は上顎前方牽引装置セット時である.図4c図4d032臨床家のための矯正YEARBOOK 2019[骨格性下顎前突への対応(図4a~d)]骨格性下顎前突への対応 骨格性下顎前突の場合は,上顎前方牽引装置が第一選択となる6.上顎前方牽引装置の口腔内装置としては,プレートタイプ・リンガルアーチタイプ・マルチブラケット併用とさまざまあるが,当院はプレートタイプを採用している.上顎結節をしっかり覆い口腔内装置のフックからフェイシャルマスクへ,両側300g程度の力で上顎骨前方牽引を行う(図4)7.SNA76.0SNB78.5ANB-2.5FMA34.0IMPA89.0U1 to SN100.4II130.6FMIA57.0OP15.0Go134.0特集 成長期の反対咬合を考える 第Ⅰ部 スタディグループによる症例提示

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