成功の方程式 図解! 歯周外科を用いた歯肉縁下う蝕の治療手順
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第6章 歯肉縁下う蝕処置の実際STEPSTEP骨外科処置を行う2図3a〜c 歯肉弁を剥離すると₇₆は骨頂付近までう蝕が進行していた.健全歯質が3mm以上得られるように骨外科処置を行った.₆は頬側根分岐部がわずかに露出したため,清掃しやすい根面形態に修正した.STEPSTEP適切な支台歯形成,精密な印象採得を行う4図5a,b 術後は全周にわたり歯肉縁上に健全歯質が確保された.術後6か月でクラウンマージンを歯肉溝内0.2〜0.3mmの位置に設定して最終形成を行い,印象採得を行った.   図6a,b 補綴装置マージンの適合は良好でありストレートカントゥアが付与されている.歯肉に炎症はなく,歯肉辺縁の位置は安定しており,良好な状態が維持できている.STEPSTEPAPFを行う3治療終了後13年の状態図4a,b 骨膜縫合を用いて歯肉弁断端を骨頂に位置づけた.₇遠心の骨切除量が多く歯肉弁の根尖方向への移動量が大きかったため,₇遠心にも縦切開を加えた.abcababab87

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