切る 縫う 結ぶ
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3902Suture縫う各種縫合法02Chapter-5 縫合とは、読んで字のごとく「縫い合わせる」ことであり、縫う手段を用いて切離された組織同士を所定の位置にきちんと合わせることが目的です。これにより創縁の安定と血流の確保、そして正常で速やかな創傷治癒を獲得できるのです。 縫合は、手術の仕上げのステップで、料理で言えば盛りつけにあたると思っています。きれいに盛りつけることで、素材も、味付けも、それまでのステップがすべて活きてくるのです。「縫合が決まる!」ことは、すなわち、それまで細心の注意を払って行ってきた手術のステップバイステップが、すべて活きてくるのです。図2-20 断続縫合(結節縫合)と連続縫合。断続縫合は1針ずつ縫合結節する方法。強弱を縫合ごとに自由に調整でき、部位ごとに必要な縫合法を選択、組み合わせられ部分的な抜糸が可能。連続縫合は1本の糸で創を連続して縫合する方法。結節縫合より早く縫うことができ、使用する糸も少なくて済む。締め具合が難しいのと部分的な抜糸はできない。創縁のずれが生じやすくやや熟練が必要。単純縫合ループ縫合8の字縫合十字縫合(クロスマットレス縫合)懸垂縫合水平マットレス縫合内側性垂直マットレス縫合外側性垂直マットレス縫合垂直懸垂マットレス縫合逆垂直マットレス縫合単純連続縫合連続ロック縫合(連続かがり縫合・インターロック縫合)連続水平マットレス縫合断続縫合(結節縫合)連続縫合➡詳細はP40参照➡詳細はP42参照➡詳細はP44参照➡詳細はP46参照➡詳細はP48参照➡詳細はP50参照➡詳細はP52参照➡詳細はP54参照➡詳細はP56参照➡詳細はP58参照➡詳細はP64参照➡詳細はP60参照➡詳細はP62参照

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