0歳からの口腔機能と歯列の育て方
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 いずれの写真も好ましくない姿勢を示したものです。赤ちゃんの首や背中など、どこかしらの筋肉が緊張したり、力が入っているのがこれらの写真から伝わってきます。すぐに対応できるかは状況によりますので、あわてずゆっくりと赤ちゃんがリラックスできるような姿勢を推奨していくとよいでしょう。スリングを使用した抱き方(胎児姿勢抱っこ)好ましくない姿勢首を支える足は腰(おへそ)より上にくる赤ちゃんの腰が抱っこする側のおへそより上にくるように(体の軸に近い方が楽)赤ちゃんが心地よい状態になることが大切だが、抱っこする親が大変にならないことも重要。赤ちゃんの体が左右対称になるように 昨今保護者らがお持ちの抱っこ紐は、けっして安いものではありません。すでに購入されていたり、愛用していることもありますので、否定したり、スリングをけっして強く勧めたりしません。今あるもので使いやすいように考えていきましょう。臨床のヒント赤ちゃんは母親を見ている写真提供:海老沢歯科医院     (茨城県筑西市)77

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