SAFE Troubleshooting Guide Volume 5 審美的合併症編
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中田光太郎 × 都築優治中田光太郎 × 都築優治21審美領域のプロビショナルレストレーションの審美領域のプロビショナルレストレーションのフェーズは非常に重要である。硬・軟組織の増生処フェーズは非常に重要である。硬・軟組織の増生処置によりできる限り組織ボリュームを獲得してこの置によりできる限り組織ボリュームを獲得してこのフェーズに臨むが、歯科医師と歯科技工士のコミュフェーズに臨むが、歯科医師と歯科技工士のコミュニケーションが必須で、幸い私の場合、都築氏がプニケーションが必須で、幸い私の場合、都築氏がプロビジョナルレストレーションの調整に立ち会い、ロビジョナルレストレーションの調整に立ち会い、外科処置の情報を共有し、チェアサイドでより細か外科処置の情報を共有し、チェアサイドでより細かな修正を行うことができる。な修正を行うことができる。中田光太郎中田光太郎審美領域における奇数歯の修復は、いかに隣在歯と審美領域における奇数歯の修復は、いかに隣在歯との審美的な調和を図るかが重要なポイントとなる。の審美的な調和を図るかが重要なポイントとなる。また、欠損修復においては歯冠および歯肉との形態また、欠損修復においては歯冠および歯肉との形態的な調和が求められる。特に本症例では、プロビジョ的な調和が求められる。特に本症例では、プロビジョナルレストレーションを活用し、増生された軟組織ナルレストレーションを活用し、増生された軟組織を損なわないよう理想的なジンジバルフレームワーを損なわないよう理想的なジンジバルフレームワークを模索した。既存歯や対合歯、そしてインプランクを模索した。既存歯や対合歯、そしてインプラント周囲組織の条件を見極めながら歯列とのバランスト周囲組織の条件を見極めながら歯列とのバランスを見い出すことは非常に難しい作業と言える。を見い出すことは非常に難しい作業と言える。都築優治都築優治インプラントプロビジョナルレストレーションインプラントプロビジョナルレストレーションAは口腔内に装着された状態で辺縁歯肉の上に最終的にほしい辺縁歯肉形態・歯肉レベルをCRでダイレクトAは口腔内に装着された状態で辺縁歯肉の上に最終的にほしい辺縁歯肉形態・歯肉レベルをCRでダイレクトに回復した状態。白線がGingival Zenith。これを口腔内から外した状態がA。に回復した状態。白線がGingival Zenith。これを口腔内から外した状態がA。ここで、仮定したGingival Zenithの位置とインプラントポジションを確認し、垂直・水平的な位置関係から ここで、仮定したGingival Zenithの位置とインプラントポジションを確認し、垂直・水平的な位置関係から そのGingival Zenithが設定可能かを判断する。およそZenithからプラットフォームまで3mm以上は垂直的なそのGingival Zenithが設定可能かを判断する。およそZenithからプラットフォームまで3mm以上は垂直的な距離がほしいところだが、水平的な軟組織のボリュームが得られているため2mm程度ストレートに立ち上げ距離がほしいところだが、水平的な軟組織のボリュームが得られているため2mm程度ストレートに立ち上げ急角度で3rd Stageをつないでいる。GZPが決まればそのあとはCounter Guidelineに沿って歯肉縁より内側に急角度で3rd Stageをつないでいる。GZPが決まればそのあとはCounter Guidelineに沿って歯肉縁より内側にSupra Counterを設定して完成となる。Supra Counterを設定して完成となる。ただ、このステップでは1stプロビジョナルからの改変量が多かったため急角度で対応している。仮にこのスただ、このステップでは1stプロビジョナルからの改変量が多かったため急角度で対応している。仮にこのステップでさらに縁下からアプローチすると痛みも出て入らない状態になる。テップでさらに縁下からアプローチすると痛みも出て入らない状態になる。そしてこの状態で軟組織が安定したら、最終的に3rd Stageと2nd Stageをもう少し移行的につなぎ、縁下かそしてこの状態で軟組織が安定したら、最終的に3rd Stageと2nd Stageをもう少し移行的につなぎ、縁下から緩い角度でつなぎ直す。ら緩い角度でつなぎ直す。AABB₁₁AABB施術前のGZP施術前のGZP仮設定されたGZP仮設定されたGZP₁₁インプラントポジションインプラントポジション唇側軟組織の厚み唇側軟組織の厚みAABB₂₂

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