SAFE Troubleshooting Guide Volume 5 審美的合併症編
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28巻頭特集 現在のインプラント審美の到達点巻頭特集 現在のインプラント審美の到達点抜歯即時埋入・即時プロビジョナル装着は、治療開抜歯即時埋入・即時プロビジョナル装着は、治療開始当時の2008年頃にはある程度のコンセンサスが始当時の2008年頃にはある程度のコンセンサスが得られてきたものであったと思う。すなわち残存周得られてきたものであったと思う。すなわち残存周囲組織の保存を心がけた愛護的な抜歯、口蓋側の既囲組織の保存を心がけた愛護的な抜歯、口蓋側の既存骨を利用した三次元的な埋入位置、インプラント存骨を利用した三次元的な埋入位置、インプラントと唇側骨とのギャップへの骨移植ならびに唇側歯頚と唇側骨とのギャップへの骨移植ならびに唇側歯頚部への結合組織移植、プロビジョナルレストレー部への結合組織移植、プロビジョナルレストレーションによる術後の周囲歯肉の形態維持である。10ションによる術後の周囲歯肉の形態維持である。10年後の経過はそれらの重要性を物語っているものと年後の経過はそれらの重要性を物語っているものと考えていて、現在においても治療のスタンダードで考えていて、現在においても治療のスタンダードであると確信している。あると確信している。南 昌宏南 昌宏本症例のようなプロビジョナルによって得られたイ本症例のようなプロビジョナルによって得られたインプラント上部構造のサブジンジバルカウンターをンプラント上部構造のサブジンジバルカウンターをカスタマイズドインプレッションにより、その形状カスタマイズドインプレッションにより、その形状をファイナルレストレーションへ移行させる手法はをファイナルレストレーションへ移行させる手法は今やポピュラーであると同時に審美確立には必要不今やポピュラーであると同時に審美確立には必要不可欠な手法である。可欠な手法である。またジルコニアアバットメントのO-ring形状、周囲またジルコニアアバットメントのO-ring形状、周囲に蛍光性の強いプレス材料を用いることで、Soft に蛍光性の強いプレス材料を用いることで、Soft Tissue Discolorationの防止にもつながっており、歯Tissue Discolorationの防止にもつながっており、歯周軟組織を含めたトータルエステティックの成功に周軟組織を含めたトータルエステティックの成功におおいに寄与している。おおいに寄与している。一柳通宣一柳通宣アバットメントはジルコニア周囲に蛍光性の高いプアバットメントはジルコニア周囲に蛍光性の高いプレスセラミックスをプレスし、光学特性の向上をレスセラミックスをプレスし、光学特性の向上を図った。またアバットメント形状は、インプラント図った。またアバットメント形状は、インプラントプラットフォーム上で陥プラットフォーム上で陥凹形態を付与し、いわゆる凹形態を付与し、いわゆるO-ring効果による術後の周囲組織の安定を目指した。O-ring効果による術後の周囲組織の安定を目指した。あらかじめ製作したプロビあらかじめ製作したプロビジョナルクラウンをテンポラジョナルクラウンをテンポラリースリーブに口腔内に連結リースリーブに口腔内に連結し、口外でプロビジョナル上し、口外でプロビジョナル上部構造を一旦製作した。埋入部構造を一旦製作した。埋入トルクが低かったため歯冠部トルクが低かったため歯冠部をカットし、カスタムヒーリをカットし、カスタムヒーリングアバットメントにして、ングアバットメントにして、軟組織の維持を図った。軟組織の維持を図った。プロビショナルクラウン&カスタムヒーリングアバットメントプロビショナルクラウン&カスタムヒーリングアバットメントクラウンカントゥアクラウンカントゥアPress CeramicsPress CeramicsZrZr

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