SAFE Troubleshooting Guide Volume 5 審美的合併症編
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岡㟢英起 × 西村好美31アライナー矯正治療中アライナー矯正治療中アトランティスクラウンアバットメントアトランティスクラウンアバットメントこのケースを成功に導くためには困難な点が2つこのケースを成功に導くためには困難な点が2つ存在した。1つは両中切歯の歯冠幅径が異なること、存在した。1つは両中切歯の歯冠幅径が異なること、2つ目はご結婚され遠方に引っ越されるため治療2つ目はご結婚され遠方に引っ越されるため治療期間が9ヵ月しかないことであった。しかし患者の期間が9ヵ月しかないことであった。しかし患者の年齢を考慮すると、できるだけ侵襲を避けるべきで年齢を考慮すると、できるだけ侵襲を避けるべきであり、あり、₁₁には抜歯即時インプラント処置、その直後には抜歯即時インプラント処置、その直後に矯正治療を開始し歯冠幅径の調整を行うのが最善に矯正治療を開始し歯冠幅径の調整を行うのが最善の治療だと考えた。このケースのポイントはと問わの治療だと考えた。このケースのポイントはと問われると、初診時におけるコンサルテーションが成功れると、初診時におけるコンサルテーションが成功の秘訣だったと思われる。の秘訣だったと思われる。岡㟢英起岡㟢英起辺縁歯肉の位置および形態を決めるにあたり、左右辺縁歯肉の位置および形態を決めるにあたり、左右の側切歯・犬歯の辺縁歯肉の高さが異なるため、どの側切歯・犬歯の辺縁歯肉の高さが異なるため、どこに位置設定し調和させるのかが、このケース製作こに位置設定し調和させるのかが、このケース製作時のポイントだと思われる。患者は25歳の女性で時のポイントだと思われる。患者は25歳の女性であるため、今後は少なからず歯肉のリセッションがあるため、今後は少なからず歯肉のリセッションが起こる可能性が高い。それを考慮し、万が一リセッ起こる可能性が高い。それを考慮し、万が一リセッションが生じた場合においても、審美的問題を起こションが生じた場合においても、審美的問題を起こさない歯肉貫通部の形態、色調を考慮し製作した。さない歯肉貫通部の形態、色調を考慮し製作した。西村好美西村好美アライナー矯正治療中であるが上顎前歯のポジションに変更がアライナー矯正治療中であるが上顎前歯のポジションに変更がないことを矯正医と確認後、治療期間の都合上、最終補綴物をないことを矯正医と確認後、治療期間の都合上、最終補綴物を製作することにした。上顎中切歯という比較的、強い力が加わ製作することにした。上顎中切歯という比較的、強い力が加わらない部位であったことからジルコニアアバットメントを選択らない部位であったことからジルコニアアバットメントを選択し、その上に直接ポーセレンを築盛するアトランティスクラウし、その上に直接ポーセレンを築盛するアトランティスクラウンアバットメントを使用し製作した。ンアバットメントを使用し製作した。矯正および補綴治療矯正および補綴治療術後デンタルX線写真術後デンタルX線写真

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