アライナー矯正歯科治療
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434ClinCheck®ソフトウェアによる治療設計図4-8 アタッチメントの設計の評価。上図では上顎切歯に挺出用の最適アタッチメントが、また上下顎犬歯および上顎右側第一小臼歯にルートコントロール用最適アタッチメントが設置されている。また下顎右側第二小臼歯に過蓋咬合用最適アタッチメントが設置されている。れば、長方形アタッチメントを縦長に設置する必要が生じる。上顎大臼歯に大きくバッカルルートトルクを加える場合、特に短い臨床的歯冠の症例では、アライナーの適合を良くするために長方形アタッチメントを横長に設置する必要が生じる場合がある。さらに、固定用アタッチメントの設置を検討する。固定が必要か否かは、ソフトウェアにプログラムされた歯の移動量により異なる。たとえば過蓋咬合症例では切歯の圧下を促すため、小臼歯上に固定用アタッチメントが必要となる。図4-6 重ね合わせツールを評価する。上図は下顎切歯の圧下量を示している。図4-7a TMA(歯牙移動評価)。歯の移動の難易度は、画像の歯列上に青色と黒色の点で示される。a図4-7b TMA(歯牙移動評価)。(画像は一部監訳者によりClinCheck日本語版に改変)b

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